| 第4回 練馬区・中野区 |
今回は23区の中でも新宿・池袋などのビジネスエリアにアクセスが良い、ベッドタウンとしての色合いが濃い練馬・中野の両区を取り上げる。
まず、練馬区の学校区別平均年収ランキングは、以下の表のとおりになる。
|
| 行政 |
学校 |
平均年収 |
平均年収順位 |
| 練馬区 |
光が丘第四小学校 |
749 |
1 |
| 練馬区 |
光が丘第三小学校 |
740 |
2 |
| 練馬区 |
光が丘第五小学校 |
738 |
3 |
| 練馬区 |
光が丘第ニ小学校 |
716 |
4 |
| 練馬区 |
大泉学園緑小学校 |
712 |
5 |
|
| 行政 |
学校 |
平均年収 |
平均年収順位 |
| 練馬区 |
光が丘第二中学校 |
739 |
1 |
| 練馬区 |
大泉学園桜中学校 |
690 |
2 |
| 練馬区 |
光が丘第一中学校 |
686 |
3 |
| 練馬区 |
大泉学園中学校 |
674 |
4 |
| 練馬区 |
大泉西中学校 |
659 |
5 |
|
|
一瞥していただいて分かるように、光が丘の小中学校が上位を独占しており、一部大泉学園エリアの学校が食い込むという構図になっている。
光が丘は東京で最大規模の団地で、公園や学校が住宅と近接しており、安心して子育てが出来る環境が整っている。また、大江戸線の開通により都心へのアクセスも格段に良くなっており、教育熱心な高年収世帯が集まる条件は揃っている。なかでも小学校の学校区平均年収1位の光が丘第四小学校、同3位の光が丘第五小学校の両学区に含まれる光が丘3丁目には、バブル時に完成した高層マンションが存在し、現在も高値で取引されているという事実もある。光が丘の中でも、特に高級といわれるエリアがあることが学校区平均年収データから如実に理解できる。
次に中野区の学校区別平均年収は以下の通りとなる。 |
| 行政 |
学校 |
平均年収 |
平均年収順位 |
| 中野区 |
武蔵野台小学校 |
666 |
1 |
| 中野区 |
上鷺宮小学校 |
638 |
2 |
| 中野区 |
桃丘小学校 |
587 |
3 |
| 中野区 |
西中野小学校 |
579 |
4 |
| 中野区 |
江原小学校 |
578 |
5 |
|
| 行政 |
学校 |
平均年収 |
平均年収順位 |
| 中野区 |
北中野中学校 |
629 |
1 |
| 中野区 |
第七中学校 |
557 |
2 |
| 中野区 |
第三中学校 |
557 |
3 |
| 中野区 |
第八中学校 |
548 |
4 |
| 中野区 |
第九中学校 |
542 |
5 |
|
|
| 学校区平均年収が最も高い武蔵台中学校、北中野中学校は隣接しており、学校区に含まれる町丁目も重なる部分が多い。この学校区に含まれる町丁目(鷺宮5・6丁目、上鷺宮2・5丁目等)の特徴は、戸建て住宅中心の街並みが形成されていることである。エリアにもよるが、一般的に戸建て住宅が中心の町丁目は平均年収が高くなる傾向が強い。住宅地化が進む中野区においては、マンションが中心の街並みが形成されているエリアが多いため、戸建て住宅中心の同エリアは希少であり、学校区平均年収も周辺エリアに比べて高くなっているといえよう。他の行政区においても、戸建て中心の街並みか、マンション・アパート中心の街並みかは、学校レベルを判断する一助になりそうだ。 |
※なお、町丁目別年収データの詳細はホームページで確認してください
アトラクターズ・ラボ
|