| 第2回 品川区・大田区 |
今回は住宅地として人気の高い、隣接する2区の学校区平均年収を取り上げる。
2区とも典型的なお屋敷街がエリアに存在し、その周辺学区の年収は総じて高くなることが想定されよう。
まず品川区であるが、学校区平均年収の上位校は以下の通りとなる。 |
| 行政 |
学校 |
平均年収 |
平均年収順位 |
| 品川区 |
御殿山小学校 |
760 |
1 |
| 品川区 |
第三日野小学校 |
722 |
2 |
| 品川区 |
第二日野小学校 |
679 |
3 |
| 品川区 |
城南小学校 |
656 |
4 |
| 品川区 |
原小学校 |
633 |
5 |
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| 行政 |
学校 |
平均年収 |
平均年収順位 |
| 品川区 |
日野中学校 |
657 |
1 |
| 品川区 |
鈴ケ森中学校 |
629 |
2 |
| 品川区 |
八潮中学校 |
620 |
3 |
| 品川区 |
八潮南中学校 |
620 |
4 |
| 品川区 |
城南中学校 |
617 |
5 |
|
|
品川区のお屋敷街である、御殿山が学区となる御殿山小学校、池田山が学区となる第三日野小学校、池田山・島津山エリアを学区とする日野中学校が上位にランクインする結果となっている。いずれも「山」の字がつくことから分かるように高台に位置し、古くは大名や華族の屋敷が存在した歴史ある住宅街である。伝統・格式のある住宅街を学区に含む学校区の平均年収は高くなる傾向にあるといえよう。
もっとも、品川区では他の行政区に先駆けて、小中学校の学校選択制を導入している。従って、上記順位と学力の順位が一致する蓋然性は、他の行政区に比較すると相対的に低くなっていることが予想される。品川区のホームページには今年度の小学校新1年生の、小学校ごとの他の学区からの入学希望者数が公表されており、同区小学校のレベルを知る一助になると思われる。
次に、大田区の学校区平均年収であるが、以下の通りとなる。 |
| 行政 |
学校 |
平均年収 |
平均年収順位 |
| 大田区 |
田園調布小学校 |
786 |
1 |
| 大田区 |
洗足池小学校 |
720 |
2 |
| 大田区 |
山王小学校 |
714 |
3 |
| 大田区 |
馬込第二小学校 |
699 |
4 |
| 大田区 |
調布大塚小学校 |
698 |
5 |
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| 行政 |
学校 |
平均年収 |
平均年収順位 |
| 大田区 |
田園調布中学校 |
786 |
1 |
| 大田区 |
東調布中学校 |
702 |
2 |
| 大田区 |
馬込東中学校 |
693 |
3 |
| 大田区 |
石川台中学校 |
690 |
4 |
| 大田区 |
大森第十中学校 |
687 |
5 |
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こちらも品川区同様、典型的なお屋敷街である、田園調布・山王・千束といったエリアを学区とする小中学校が、高順位にランクインしている。その一方で、大田区には久が原・雪谷といったお屋敷街もあるが、これらのエリアを含む学区はランクインしていない。お屋敷街にも微妙な格差が生じてきていることを窺わせるデータとなっており、高級住宅街の学区なら必ずレベルが高いとは断言できるわけではなく、その中でも特にレベルの高い学区の小学校を探す必要性があるといえる。その際には、上記表のような、学校区平均年収データが役立つことになる。 |
※なお、町丁目別年収データの詳細はホームページで確認してください
アトラクターズ・ラボ
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