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Home調査結果 > 「住宅新報」に連載された「年収推計が教える勝ち組マーケティング」

年収推計が教える勝ち組マーケティング



第1回
町丁目毎に世帯年収が分かる
第2回
高級賃貸住宅立地の特定
第3回
地域一番住宅地を探す
第4回
年収帯別人気の町ランキング
第5回
年代別人気の町ランキング
第6回
分譲マンションの需給バランス
第7回
地域購買力の変化
第8回
地ぐらいと年収の比較
第9回
用途地域と年収
第10回
住宅種類別平均年収
年収推計結果の詳細説明
第3回「地域一番住宅地を探す」
資産デフレ下で総じて地価が下がり続ける中にあって、立地によってその下落幅は大きく異なる。都心回帰の影響もあり、一部の資産価値の高い地域では上昇している地域さえ見られるのが現状である。こうした例外が生まれるのは都心というだけでなく、「地域一番」であることがアンド条件となっていることが多い。
不動産を選ぶ場合、地縁や学校区などによって予め特定の地域に絞られることが多いため、周辺の需要は常に一定量存在することが想定され、流通業者にとっては周辺集客が基本となる。
そんなローカルなマーケット内で街の相対的な序列はつきもので、資産価値が下がりにくくなるのは一目置かれる「アノ街」ということになる。
東京23区を例にとって1500万円以上の世帯数が最も多い町丁目を抽出すると表のようになる。千代田区は一番町、中央区では大川端リバーシティにある佃2丁目などが並び、地域一番の町の知名度は高い。
この表から分かるように、高額所得者の多い街は大きく2パターンに分類できる。一つは、新宿区の下落合3丁目や北区の西ヶ原1丁目などの邸宅が多いところで、敷地区画の大きな戸建立地である。もう一つは、練馬区の光が丘3丁目や江戸川区の清新町1丁目などに代表される都市計画され、街並みに優れた大規模開発地域である。大規模開発の場合には開発後に転居してくる(購買力もしくは賃料負担能力の高い)世帯が大多数を占めるために、平均年収も高くなる傾向が一般的である。

行政区名 町丁目名 高額年収世帯数
千代田区 一番町 204
中央区 佃2丁目 271
港区 高輪2丁目 279
新宿区 下落合3丁目 202
文京区 小石川5丁目 217
台東区 浅草5丁目 88
墨田区 東向島6丁目 85
江東区 東陽2丁目 173
品川区 上大崎2丁目 206
目黒区 三田2丁目 194
大田区 田園調布1丁目 302
世田谷区 北沢1丁目 283
渋谷区 代々木5丁目 245
中野区 中野5丁目 166
杉並区 阿佐谷南1丁目 227
豊島区 池袋3丁目 183
北区 西ヶ原1丁目 144
荒川区 南千住6丁目 168
板橋区 中台3丁目 253
練馬区 光が丘3丁目 210
足立区 千住曙町 91
葛飾区 西新小岩4丁目 100
江戸川区 清新町1丁目 300
click町丁目・字別年収推計データ
世帯年収を町丁目、住宅所有区分別に”独自モデル”で推計、”新・土地のグランプリ”始め
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