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Home調査結果 > 「住宅新報」に連載された「年収推計が教える勝ち組マーケティング」

年収推計が教える勝ち組マーケティング



第1回
町丁目毎に世帯年収が分かる
第2回
高級賃貸住宅立地の特定
第3回
地域一番住宅地を探す
第4回
年収帯別人気の町ランキング
第5回
年代別人気の町ランキング
第6回
分譲マンションの需給バランス
第7回
地域購買力の変化
第8回
地ぐらいと年収の比較
第9回
用途地域と年収
第10回
住宅種類別平均年収
年収推計結果の詳細説明
第5回「年代別人気の町ランキング」
先週は年収帯別に人気の町のランキングを提示した。今週は年代別に人気の町を探してみた。東京都の平均年収800万円以上の町を対象に、世帯人員と年代別に人口の流出入を見ると、そのニーズが見えてくる。(表参照)
1人暮らしが多く、20代の流入が多い町は、六本木界隈に多い。高年収で独身の20代は「夜遊び」が生活の中心となっており、それに合わせた立地性向となることが想定される。 2人暮らしが多く、30代の流入が多い町は、成城・南青山・田園調布などの名の通った高級住宅地が多い。この世代のDINKSはバブル期に就職時期を迎えており、「ブランド志向」が強いことが考えられる。
ファミリー世帯が多く、40代の流入が多い町は、多摩ニュータウンに集中し、大規模開発された戸建立地の人気が高い。都心へのアクセスよりは「家族の事情」(専有面積確保や周辺環境など)が優先されているようである。
このように、その家族構成や年代毎に住まいに対するニーズは異なり、立地特性も区分されていることは興味深い。
ちなみに、50代は人口動態が激しくはないが、30代同様の傾向を示す。バブル期以前に持家取得をしているこの世代は、子どもが独立世帯を持つようになると、住宅ローン返済にも目処がつき、都心回帰し始めているのである。
尚、町丁目別年収データの詳細はホームページでご確認下さい。
http://www.a-lab.co.jp/

▼ 対象:平均年収800万円以上の東京都の町
【1人暮らしが多く、20代の流入が多い町】
市区町村名 町名 最寄駅 平均年収 20代人口増減
港区 西麻布 六本木 807 517
港区 麻布台 神谷町 852 177
港区 元麻布 麻布十番 1,108 148
新宿区 若宮町 飯田橋 816 57
新宿区 北町 牛込神楽坂 853 55

【2人暮らしが多く、30代の流入が多い町】
市区町村名 町名 最寄駅 平均年収 30代人口増減
世田谷区 成城 成城学園前 837 234
港区 南青山 表参道 814 231
港区 高輪 品川 804 230
大田区 田園調布 田園調布 826 229
東久留米市 学園町 ひばりが丘 875 184

【3人以上世帯が多く、40代の流入が多い町】
市区町村名 町名 最寄駅 平均年収 40代人口増減
八王子市 別所 京王堀ノ内 815 533
八王子市 上柚木 南大沢 811 424
稲城市 長峰 稲城 916 371
町田市 三輪緑山 鶴川 962 209
八王子市 北野台 片倉 952 190
click町丁目・字別年収推計データ
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