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Home調査結果 > 「住宅新報」に連載された「年収推計が教える勝ち組マーケティング」

年収推計が教える勝ち組マーケティング



第1回
町丁目毎に世帯年収が分かる
第2回
高級賃貸住宅立地の特定
第3回
地域一番住宅地を探す
第4回
年収帯別人気の町ランキング
第5回
年代別人気の町ランキング
第6回
分譲マンションの需給バランス
第7回
地域購買力の変化
第8回
地ぐらいと年収の比較
第9回
用途地域と年収
第10回
住宅種類別平均年収
年収推計結果の詳細説明
第8回「地ぐらいと年収の比較」
首都圏の分譲マンション価格や賃料等の住宅相場を弊社は公開してきたが、都区部では土地利用が多様で、学区や街並み・周辺環境等により、隣町との価格差が大きく、駅からの所要時間だけでは相場の説明力が低いことから、実態を反映した相場の補正要因の必要性を感じていた。そこで、地ぐらいを表すデータとして、町毎の路線価を地理情報システム(以降、GIS)にて計算処理を施し、町の地価水準を作ったことがある。成城は喜多見の58%高、本駒込の中でも「大和郷」と呼ばれる6丁目だけが他の丁目と比較して34%高になり、一定の成果が得られた。このデータに加えて、容積率と建蔽率の平均値も、都市計画図のデジタルデータとGISを用いて算出し、土地の有効利用を加味した地価水準を表すことができた。(ホームページで公開中)
しかし、用途地域が違えば、建物種類も異なるため、商業地域と住居系地域は比較しづらい。こうした欠点を補い、住宅地としての地ぐらいを表すものと年収推計は位置づけられる。
前述の成城・喜多見・本駒込は主として住宅系用途であるが、表に見るように、年収平均と路線価平均の相関関係は一般的に高い。
成城と喜多見のように、隣接していれば、地価や年収の差異を比較し易いが、成城と本駒込では比較し難くなる。実際の比較結果は、地価水準では本駒込、年収では成城の方が高くなるものの、住宅地としての地ぐらいは年収の方が適確に表しているものと考えられる。

尚、町丁目別年収データの詳細はホームページでご確認下さい。
http://www.a-lab.co.jp/

▼ 世帯年収平均と路線価の比較
市区町村名 町名 年収平均 路線価平均
世田谷区 成城1丁目 868 404
世田谷区 成城2丁目 847 505
世田谷区 成城3丁目 783 401
世田谷区 成城4丁目 964 421
世田谷区 成城5丁目 925 525
世田谷区 成城6丁目 840 579
世田谷区 成城7丁目 829 419
世田谷区 成城8丁目 687 442
世田谷区 成城9丁目 835 385
世田谷区 喜多見1丁目 698 270
世田谷区 喜多見2丁目 511 255
世田谷区 喜多見3丁目 588 255
世田谷区 喜多見4丁目 597 268
世田谷区 喜多見5丁目 584 284
世田谷区 喜多見6丁目 632 296
世田谷区 喜多見7丁目 595 287
世田谷区 喜多見8丁目 620 358
世田谷区 喜多見9丁目 607 337
文京区 本駒込1丁目 762 589
文京区 本駒込2丁目 665 554
文京区 本駒込3丁目 604 476
文京区 本駒込4丁目 601 532
文京区 本駒込5丁目 626 554
文京区 本駒込6丁目 833 726

※年収の単位は万円、路線価の単位は千円
※路線価は有限会社RITS総合研究所[神戸市]の1999年データを採用

click町丁目・字別年収推計データ
世帯年収を町丁目、住宅所有区分別に”独自モデル”で推計、”新・土地のグランプリ”始め
各誌でも活用


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