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Home調査結果 > 「住宅新報」に連載された「年収推計が教える勝ち組マーケティング」

年収推計が教える勝ち組マーケティング



第1回
町丁目毎に世帯年収が分かる
第2回
高級賃貸住宅立地の特定
第3回
地域一番住宅地を探す
第4回
年収帯別人気の町ランキング
第5回
年代別人気の町ランキング
第6回
分譲マンションの需給バランス
第7回
地域購買力の変化
第8回
地ぐらいと年収の比較
第9回
用途地域と年収
第10回
住宅種類別平均年収
年収推計結果の詳細説明
第6回「分譲マンションの需給バランス」
近年、分譲マンションは狭いエリア内で同時期に大量供給されることが多い。こうなると、先行してモデルルームを開いた物件から売れていくために、後発になると苦戦する傾向が顕著になり、販売期間を長期化することが主な解決方法となる。
マーケティングにおいても、他社の先行事例での経験則(例えば、5000万円台の南向き住戸の売れ行きが良かったなど)による「二匹目のどじょう」作戦は役に立つどころか、需要を先食いしたと考え、ネガティブに作用することの方が多い。そもそも大規模物件とはいえ、広域集客には限界があると考えるべきである。
こうした場合、地域の年収帯別世帯数から、分譲マンションの価格帯別需要を算出し、過去の供給と差し引きすることで、「残された需要獲得」作戦の方が賢明となる。実際に解析してみると、5000万円台の需要は700〜1000万円の借家世帯数に比例し、6000万円台なら1000〜1500万円のそれと比例する。地域の需要は年収帯分布に相応し、一定期間での需要の顕在化率は一定であるという根拠に基づいた結果であり、これを用地仕入れの判断に加えている優れた企業もある。
同様に、面積帯別や間取り帯別に需要を算出し、残されたセグメントを特定すると、住戸のプランニングも自ずと決まってくることになる。 表に見るように、大田区と世田谷区では最多価格帯は異なり、町毎にも同様のことが言える。 尚、町丁目別年収データの詳細はホームページでご確認下さい。
http://www.a-lab.co.jp/

▼ 分譲マンションの価格帯別需要量の算出結果
市区町村名 大田区 世田谷区 大田区萩中 世田谷区弦巻
1999万円以下 136 24 2 1
2000-2499万円 52 102 1 2
2500-2999万円 91 69 2 2
3000-3499万円 271 76 6 2
3500-3999万円 486 174 10 4
4000-4499万円 479 197 10 5
4500-4999万円 424 260 9 7
5000-5499万円 283 281 6 8
5500-5999万円 152 319 3 10
6000-6499万円 103 235 2 8
6500-6999万円 84 200 1 5
7000-7499万円 34 134 0 3
7500-7999万円 21 104 0 2
8000-8999万円 19 119 0 3
9000-9999万円 9 61 0 1
1億円以上 16 92 0 2

※年収帯別世帯数推計から1年間に顕在化する需要量(世帯数)を価格帯毎に推計している

click町丁目・字別年収推計データ
世帯年収を町丁目、住宅所有区分別に”独自モデル”で推計、”新・土地のグランプリ”始め
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