【概要】
不動産マーケティングのアトラクターズ・ラボ株式会社(東京都千代田区・代表取締役:沖有人)は、マンション購入検討者の定例意識調査を行ったので公表する。供給者側の分譲価格・初月契約率・在庫数については公表されているものがあるため、弊社は購入者側の価格に対する意識などを中心に購入検討者心理を四半期単位で時系列比較しており、今回が11回目となる。
自社インターネットサイト「
住まいサーフィン」モニターに登録された会員に対し、 直近3ヶ月間に新築マンションの販売センターに行った経験がある方のみを対象としてマンション購入に対するアンケートを実施した。
これによると現在の物件価格に対し「高い」と感じている層が29.5%で2008年4月の調査開始以降最も低い水準となり、「どちらでもない」という高いとも低いとも言えない層が前回調査時より2ポイント増加し59.0%となり、購入意向者は物件価格は適正だと感じている。購入意向は「増した」との回答が63.2%でこれは前回(2010年7月)調査時より微増しており、購入意欲が高い状態が継続している。
また、現在供給されている物件に対し購入意向者の45.2%が以前より質が高いと感じている。更に各種ローン・税制優遇策の認知者は「今が買い時」との回答率が全体に比べ高い。物件の価格面の適正さに加え、物件の質の高さ、ローン・税制面が購入意欲を後押ししている状況が明らかになった。