【要旨】
◆ 賃貸マンションブランド 相場割高度1位は、「ヒルズ(森ビル)」となった
◆ 2009年調査結果との相場割高度比較では、REIT物件の賃料下げ幅が大きい
不動産マーケティングのアトラクターズ・ラボ株式会社(東京都千代田区・代表取締役:沖有人)は、「東京23区の賃貸マンションブランド別相場割高度調査」を行ったのでこれを公表する。
当社の賃貸物件データベース(23区:約24万棟)をもとに、主な賃貸マンションブランドの募集賃料が相場よりどの程度高いかを独自の賃料査定システムにて調査した。住戸サンプルは直近2年以内に募集のあった全1,044棟・37,453戸を対象に実施。集計はサンプル棟数5棟以上のシリーズを対象としてランキングした。
※相場割高度とは
各物件賃料を周辺類似事例と比準し、面積・立地・築年・礼金月数などで補正を行った相場賃料に対しての
差異を%で表現したもの。10%と表示された場合は相場より1割高い賃料設定をしており、ハイグレードということになる。
前回2009年と今回2013年の査定はそれぞれ当時のサンプルを用いているため、この間の賃料相場の変動は無関係である
【調査の結果】
相場割高度が高い上位3位は、
「ヒルズ(森ビル)40.0%」→「ガーデン(NTTビジネスアソシエ)14.8%」 →「ホーマット(新日鉄興和不動産)14.2%」
となった(図1)。
「ヒルズ」は2009年実施(前回)の同調査結果でも1位を獲得している。
なお、前回調査結果との相場割高度の差を比較したところ、プラスに転じたのは
「アルティス(7.2%高)※」→「ヒルズ(7.1%高)」→「UR(1.9%)」
の3シリーズのみとなった(図2)。
他のブランドはすべて前回比でマイナスとなり、稼働率重視の運用のために賃料の下げ幅が大きい傾向が伺える。
※「アルティス」は物件名称変更により前回調査時に対して集計対象物件は減少、築浅物件が中心となった。
(問合せ先)担当:辻 03-3221-2556
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