・丸紅は2年連続の1位、さらに騰落率は唯一のプラス(+1.8%)で推移
・全体平均の騰落率は−8.8%(前年比−3.3%)、例年と比べて低水準
不動産マーケティングのアトラクターズ・ラボ株式会社(東京都千代田区・代表取締役:沖有人)は、売主別の中古マンション価格の騰落率ランキング(2011年版)を作成したので、公表する。
2011年に売り出された中古住戸と2001年以降に分譲された新築時の当該住戸価格を突き合わせて、新築時からの騰落率を算出し、これを売主別(JVなしとありの2パターン)に集計し、ランキングした。
(住戸サンプル数は全27,848件で、30以上サンプル棟数のあるデベロッパーのみをランキング対象とした)
■ 昨年に続いて騰落率のランキング上位は丸紅、東急不動産
売主別の上位3社は、丸紅(1位)→野村不動産(8位)→東急不動産(4位)の順(カッコ内は昨年順位)。
売主にJV幹事会社も合算してのランキングでも丸紅が1位。以降は、伊藤忠都市開発→三井不動産レジデンシャルの順。丸紅は、2年連続の1位かつ売主別では唯一のプラス水準であり資産価値が保たれやすい傾向が明らかになった。伊藤忠都市開発は、JVの幹事会社であった物件も集計に加えると2位に浮上、 騰落率はプラス水準となった。
■ 平均騰落率は、例年に比べて低調(カッコ内は平均築年)
06年-4.0%(平均築年数3.7年)、07年2.7%(同4.2年)08年-2.5%(同4.2年)、09年-5.3%(同4.8年)、 10年-5.5%(同5.5年)、11年-8.8%(同6.1年)。対前年比での騰落率は-3.3%(0.6年)でありマイナス幅が拡がっている。
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