湾岸戦争のように、供給が一部のエリアで増えると、後発物件が需要枯渇で大苦戦します。
この他、下丸子戦争、武蔵小杉戦争や郊外型の大苦戦大規模物件などもこれで説明ができます。
こうした需給バランスを正確に計算し、時系列で動的に追えるようにしました。
不動産のリスクマネジメントには役立つこと間違いなし。それも郊外物件は特にです。
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供給は需要を喚起するが、現在は需要の3倍の供給状況にある |
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![]() (上記の時系列とは別の行政区となります) |
4000万円以上の価格帯で供給が少なく、需要が残っている |
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60m2台は供給過剰だが、80m2台は需要過多となっている |
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【元データ】 ・住まいサーフィンの会員化した2004年以降の期間を対象にしている ・住まいサーフィン上の会員とマイページ物件との関連16万件を利用している (上記の特徴は、首都圏の全物件を網羅し、偏りがないことにある)
【算出方法と考え方】
・供給によって需要が喚起され、その需要がどのエリアの物件を購入するかで需給バランスを決めている ・直近12か月の需要と供給の累計で需給を判断している ・供給の販売期間は1年とし、この間に終了していると仮定する ・需要は1年間に顕在化した量を表し、溜まり需要もこの期間内とする ・相対的な需給バランスを当てることを目的としている
【提出物】
・需給バランスに関する説明資料一式 ・時系列・価格帯・面積帯での需給バランス結果
【将来予測の方法】
供給予測を想定すると、将来シミュレーションができます 次の3つのアプローチで解決できます。詳細は応相談です (1)供給残の積上げ 例)1期販売中なら、残販売戸数 (2)着工済み未供給戸数の積上げ (3)用地情報からの類推を積み上げ
【将来的な使いみち】
上記(3)をデベロッパーと金融機関が情報を共有すれば、 (事業資金を貸したら、その物件の計画概要を共有する) 市場のリスクマネジメントは格段に進化を遂げることになります つまり、デベロッパーの倒産と金融機関の焦げ付きが減るということです 分譲市場は「神の見えざる手」より「可視化した情報」で振幅を狭めた方が、 デベロッパー・金融機関・購入者にとって望ましいと考えます |
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